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「飯盒炊爨AV」について ~はんごうすいさん or はんごうすいはん~

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飯盒炊爨(はんごうすいさん)とは、飯盒と呼ばれる金属製の調理器具を使って、ご飯を炊いたり簡単な料理を作る野外調理の方法です。
主にキャンプやアウトドア活動、ボーイスカウトや学校の野外教育などで用いられます。

インターネット界隈で飯盒炊爨と言えば「飯盒炊爨AV」を思い浮かべる人がいるのではないでしょうか?
飯盒炊爨とAV(アダルトビデオ)とは変な組み合わせですが、ネットの世界ではちょっとしたネタ用語として定着しています。

今回は「飯盒炊爨AV」について調べてみました。

発祥は2ちゃんねるの書き込み

2008年8月2日、2ちゃんねるの「ニュース速報」板に投稿された一つの書き込みから始まります。
あるユーザーが、野外でのキャンプを舞台にしたAVのエピソードを詳細に語りました。


このなんでもない投稿が、2ちゃんねる(現5ch)読者の心に刺さり、脳裏に記憶されることとなります。

コピペで拡散

この書き込みは、その独特なストーリーと感情的な文体から、たちまち「コピペ」としてインターネット上に広がりました。

特に、「正しいことを言ったのに、無知な周囲に誤解され、モヤモヤする」という状況に共感する人が多く、また知識ある女性が知識の無い男性に蹂躙される一種フェチ的要素が内在する、切ない「コピペ」となりました。

2ちゃんねる内では、さまざまな反応が見られ、「似た経験がある」「切ない」「面白い」といった声が寄せられました。

しかし、長年、このAVが実在するのかは謎のままでした。
多くの人が「このビデオの詳細を知りたい」と探しましたが、元ネタは見つからず、「単なるネタとしての創作ではないか」との声も。
この「飯盒炊爨AV」は、インターネット上の都市伝説として語り継がれることになります。

発見:15年越しの真相

2023年7月、YouTubeチャンネル「THEつぶろ」が、インターネットの都市伝説を掘り下げる動画でこの話題を取り上げ、状況が一変。
同チャンネルの動画コメント欄で、ある視聴者が2007年の別のコピペを指摘します。
そのコピペでは、キャンプではなく「林間学校」というキーワードが登場。
この手がかりをもとに、視聴者が調査した結果、2004年発売のAV『女子校生と林間学校に行こう。』が候補として浮上しました。

この作品はオンライン配信されていたため、確認した視聴者が「飯盒水産✕ 飯盒炊飯◯」のテロップが含まれるシーンを発見しました。
スクリーンショットも提供され、ここに15年にわたる議論に終止符が打たれました。
このAVは確かに実在し、伝説のシーンも本物だったのです。

このAVが15年近く特定されなかった背景には、インターネットの情報網の限界や、当時の検索技術の未熟さがあったとされています。
2008年から2023年まで、ネット民の間では「本当に存在するのか?」と議論が続き、一部では「創作ネタでは?」との疑いも浮上していました。
特定された際には、ネットコミュニティで大きな話題となり、「まるでポンペイ遺跡の落書きを見つけたような感覚」と例える声も。

ネットの反応

「飯盒炊爨AV」のコピペやその特定を巡るネットの反応は、ユーモア、切なさ、驚きが入り混じった多彩なものです。
その一部を紹介します。

1. 切なさや共感

  • 悲しい気持ちになる:オリジナルのコピペが持つ「正しい知識が無視され、嘲笑される」展開に共感する声が多く見られます。
    「なんか妙にグッと来る」「胸に来る悲しさ」と、2ちゃんねるの初期反応でもその切なさが話題に。
  • 知識の無視への苛立ち:特に、「女優が正しいのにスタッフや共演者にバカにされる」点に、「作り手に最低限の知識もないのが地獄すぎる」「林間学校をテーマにするなら飯盒炊爨くらい知っていてほしい」との批判的な意見も。
  • 実体験とのリンク:「似たような経験がある」と語るユーザーが複数おり、正しいことを言ったのに多数派に否定された経験を重ね合わせる声が散見されます。

2. ユーモアと驚き

  • 発見の衝撃:「見つかったの凄い! 見つかってなかったのも凄い!」と、15年越しに特定された事実に驚く声が多数。
    ネットの情報網でも長年見つからなかったことが、「ネットの限界を示している」と話題に。
  • ミームとしての愛着:「懐かしいな」「嬉しいよ俺は」と、コピペ自体へのノスタルジーや、特定された喜びを表現する声も。
    5chやブログでは、「これぞインターネットのロマン」と盛り上がる反応が見られます。
  • 言葉遊びの広がり:VTuberの葉加瀬冬雪が「飯盒炊爨」と発言した際、リスナーが「すいさん!?」「水産業始まって草」と反応するなど、コピペのフレーズが現代でもネタとして生き続けています。

3. 作品自体の評価

  • AVの内容について:特定された『女子校生と林間学校に行こう。』に対する感想では、「スタイルはいいが、女優の受け答えがベテランすぎて残念」との声や、シーン自体のインパクトが語られる一方で、内容自体は「よくある企画モノ」と評されることも。
  • テロップの衝撃:「彼女以外のスタッフが誰も正しい言葉を知らなかったのが衝撃」と、制作側の無知に対する驚きや失望の声も目立ちます。

まとめ

インターネットで「飯盒炊爨AV」はネタ用語です。
2ちゃんねるの投稿から広まったこの投稿は、キャンプを舞台にしたAVで女優が「飯盒炊爨」と言ったところ、男優やスタッフに「炊飯」と誤訂正され、おバカキャラ扱いされたエピソードを語る短い投稿文は、ネット民の心を掴み、コピペとして拡散し、都市伝説化しました。

長年、該当AVの存在は謎でしたが、2023年にYouTubeチャンネル「THEつぶろ」の調査と視聴者の情報提供により、2004年発売の『女子校生と林間学校に行こう。』が特定され、テロップ「飯盒水産✕ 飯盒炊飯◯」のシーンが実在と確認されました。

15年越しの発見はネットで大きな話題となり、切なさやユーモア、驚きを呼び、ネットのロマンとして語られるようになったのです。

もしかしたらまだ我々が解明していないネットロマンはたくさん存在し、今後、技術やネット民の情熱によってその正体が暴かれるていくのではないでしょうか。

女子校生と林間学校に行こう。