ギネス世界記録によれば、これまでに記録された中で最も身長が高かった人物はアメリカ人の ロバート・ワドロー(Robert Wadlow) さんで、その身長は 272 cm(約8フィート11.1インチ)です。
また、現在生存(2025年9月)している中で最も身長が高い人物として認められているのは、トルコ出身のスルタン・キョセン(Sultan Kösen) さんで、彼の身長は 251 cm(約8フィート2.8インチ)です。
さて身長の高い男性?について、ある都市伝説がネットを中心に語られています。
異常に背が高く、細身で黒いスーツをまとい、顔がのっぺらぼうという不気味な姿をしており、スレンダーマン(Slender Man)と呼ばれています。
今回はスレンダーマンについて調べてみました。
スレンダーマンの起源
スレンダーマンは、2009年にアメリカのインターネット掲示板「Something Awful」にて、ユーザーであるエリック・クヌーゼン(別名:ビクター・サージ)が創作したキャラクターです。
きっかけは、「Photoshopでパラノーマルな画像を作ろう」というスレッドでした。
ビクター・サージが投稿した、子どもたちが遊ぶ写真に長身で細身の不気味な人物を加えた画像が、スレンダーマンの始まりです。
その後、彼はこのキャラクターを「スレンダーマン」と名付け、誘拐や恐怖に関する物語を付け加えました。
この投稿がインターネット上で急速に広まり、現代の都市伝説として定着しました。
スレンダーマンは、インターネットミームから生まれた初めてのホラーキャラクターとも言われ、従来の吸血鬼や狼男のような伝統的な怪物とは異なります。
スレンダーマンそのものも興味深いですが、その発生と発展過程が明確に追跡できるため、都市伝説がどう広がっていくのかという部分にも注目が集まっています。

スレンダーマンの特徴
スレンダーマンの特徴は、その不気味な外見と行動にあります。
- 外見:身長は2~3メートルと異常に高く、ガリガリに痩せた体型。黒いスーツを着ており、顔は無表情またはのっぺらぼうで、時折背中から触手が生えていると描写されます。
- 行動:子どもを主な対象にストーカー行為や拉致を行い、トラウマを与える存在として知られています。また、近くにいると記憶喪失や妄想症、鼻血などの「スレンダー症」と呼ばれる症状を引き起こすとされています。
- 能力:瞬間移動や視界のノイズを発生させる能力を持ち、見つめられると恐怖が増すとされています。特に、視界に入ると即座にダメージを与え、近距離では発狂や死に至る危険性があるとされます。
日本では、八尺様やくねくねといった怪奇現象と似た雰囲気を持つとされ、独特の恐怖感で人気を集めています。
スレンダーマンのミーム化
スレンダーマンは、インターネット上で「クリーピーパスタ」と呼ばれるホラー短編を通じて広まり、ファンアートやコスプレ、動画作品など多様なメディアで展開されました。
特に、YouTubeの映像シリーズ『Marble Hornets』は、スレンダーマンを題材にしたファウンド・フッテージ形式の作品として大きな話題を呼びました。
この作品では、スレンダーマンが「オペレーター」と呼ばれ、視覚的恐怖を視聴者に与えています。
また、2012年にリリースされたゲーム『Slender: The Eight Pages』は、暗い森でスレンダーマンに追われながら8枚のメモを集めるというシンプルながら緊張感のある内容で、インディーホラーゲームの先駆けとなりました。
このゲームの成功により、スレンダーマンを題材にした多くの派生作品が生まれました。
さらに、2018年には映画『スレンダーマン 奴を見たら、終わり』が公開され、都市伝説としてのスレンダーマンが一般にも広く知られるようになりました。
この映画では、動画を通じてスレンダーマンを呼び出した女子高生たちが次々と恐怖に巻き込まれる様子が描かれています。

スレンダーマン刺傷事件
スレンダーマンの影響は、フィクションの枠を超えた事件にも及びました。2014年、アメリカ・ウィスコンシン州で「スレンダーマン刺傷事件」が発生しました。
12歳の少女2人が、同級生をスレンダーマンの「代理人」になるために刺傷し、被害者は重傷を負いました。
加害者たちはスレンダーマンが実在すると信じ、彼の従者になるために事件を起こしたと語りました。
この事件は、インターネットミームが現実世界に与える影響を浮き彫りにし、議論を呼びました。
この事件を受け、スレンダーマンの作者エリック・クヌーゼンは被害者に同情を表明し、Creepypasta Wikiの管理者は「クリーピーパスタは創作の場であり、殺人や暴力行為を推奨するものではない」と強調しました。
スレンダーマンと日本の都市伝説との比較
日本では、スレンダーマンは八尺様やくねくねといった怪奇現象と比較されることが多いです。
八尺様は背の高い女性の姿で現れ、くねくねは不気味な動きで恐怖を与える存在です。
スレンダーマンも同様に、異常な体型と不可解な行動で人々を怖がらせます。
また、Minecraftの「エンダーマン」は、スレンダーマンにインスパイアされたキャラクターとして知られ、テレポート能力や視線による攻撃など類似点が多いです。
スレンダーマンの魅力と今後の展望

スレンダーマンの魅力は、「曖昧な存在・進化する怪異」にあります。
『Marble Hornets』の制作者トロイ・ワグナーは、スレンダーマンの姿は見る人にとって最も恐ろしいものとして変化すると述べています。
この曖昧さが、個々の想像力を刺激し、恐怖を増幅させます。
今後も、スレンダーマンはホラーゲームや映画、ファン創作を通じて進化を続けるでしょう。
インターネット文化の一部として、スレンダーマンは現代の恐怖心を象徴する存在として、さらなる物語を生み出しそうです。
スレンダーマンは存在しません。
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スレンダーマンを見かけましたらご一報ください。

